マイケルは薬を飲んだのを確認するとフローラの横に出る。
「では始めるぞ。」
マイケルはそう言うと驚きの行動に出た。

「てってってってっ115系、てってってってっ115系」
何とマイケルはそう言いながらフローラの頭と顎をリズミカルに両手で挟んだのだった。妙な光景にサニーは唖然とした。

サニーが唖然とする中フローラに変化が出てきた。

「なんだか凄い力が湧いてきたわ。」
フローラの台詞からサニーは本物だと実感した。

そして、フローラが終わるとサニーも同じようにパワーアップしたのだった。しかしサニーにはひとつ気になることがあった。
「マイケルさんはどうするの?」

「俺のはフローラにやってもらうよ。自分でもできないことはないけど自分でやるよりも誰かにやってもらったほうが効果が出やすいんだ。」
マイケルは言う。

サニー達はパワーアップすると一斉に反撃に出た。

「たあっ」

サニーはカラミティにパンチをする。
するとカラミティは一気に後ろへ吹き飛ばされた。

マイケルとフローラも加勢し、三人でエネルギー弾を発射した。今までより格段に威力を増したエネルギー弾は次第にカラミティを追い込んでゆく。

一方のカラミティも負けじと破壊光線と衝撃波の二刀流で反撃するが、サニーはそれを一瞬でかき消した。

「なぜだ?なぜ攻撃が効かない・・・」
カラミティは一瞬固まった。

「私達のパワーアップが分からないようね。」
サニーはそう言うとカラミティを持ち上げた。カラミティはサニーの怪力に言葉が出ない。

そして

「はあっ」

サニーはカラミティを勢いよく投げつけ、カラミティは激突する直前に体勢を立て直し反撃した。

「調子に乗るなああああああああああああ!!!!!」
エネルギー弾を発射するが、サニーにかき消される。
サニーがカラミティのエネルギー弾をかき消してる間にマイケルとフローラがエネルギー弾で攻撃した。

次第に劣勢になるカラミティだが、密かに気力を貯めていたようで

「これでおしまいだああああああああ!!!」
カラミティはめいっぱいの力を込めて破壊光線を放出した。

「命中すれば即死、避ければ全壊で生き埋め、どっちにしても死ぬ運命だ。さあどうする?」

カラミティはサニー達を煽る。

サニー達は迫り来る破壊光線をエネルギー弾で押し切ろうとする。そんな彼女達を嘲笑うカラミティ。
「フンッ、無駄な抵抗を。どの道死ぬんだから大人しくしてりゃいいものを何考えてんだか!」
めいっぱいの威力でサニー達を倒そうとするが、次第に追い込まれてゆく。

そして

「これで終わりよ!」
サニー達はエネルギー弾をエネルギー砲に変え、カラミティに命中する。
攻撃を受けたカラミティは遂に倒れた。

「やった・・・今度こそ倒したのね。」
サニー達は歓喜に溢れていた。

しかしその時思いもしない事態が起こった。

「爆発だ・・・」
サニー達は声のするほうを見る。それを見たサニー達は唖然とした。

「嘘でしょ?」
何とカラミティはそれでもまた起き上がってきたのだ。カラミティはサニー達に衝撃的なことを言った。

「自爆してやる。自爆すれば全員木っ端微塵だ。」
カラミティの言葉にサニー達は絶望を感じたのだった。

続く

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